歪み真珠

美的感覚とは嫌悪の集積である。

2/11 思いの外冷える

 

日差しは春。あの陽光じゃあ、ロングのウールコートを着るのは躊躇してしまう。寒いんだけどさあ、夜も冷えるんだけどさあ、昼間にあれはちょっとねぇ…迷ったあげく、ウールのコートにはお休みいただき、ラルフローレンのキルティングコートを着る。ラルフのものは、小学6年生ごろから着てるんですよ。なかなか物持ちがいいでしょう。それだけ身長が変わってないということでもありますがね。袖はやや短いけれど、カジュアルに可愛く着れて大好きなコート。友人にも褒めてもらえたのよ。これを羽織ってスキニージーンズとフラットシューズ、そして小さなハンドバッグを提げてテクテク街を歩くのが好き。カジュアルだけど、きちんとしたいいところのお嬢さんって感じになる。
案の定、夜は寒かった。健康と節約のために行き帰りとも歩く予定だったのに、帰りは寒くてタクシーに乗る。本末転倒である。まあそういうこともあるでしょう。首元に巻いていたシルクスカーフのおかげでなんとか耐えたが、ヒートテックも着ず、素足でいるのは寒かった。

午前中、西川美和監督の最新作を公開初日に観る。映画が終わったら、同じく梅田に出ていた母と待ち合わせして遅めのお昼を食べる。二人でワインを一本空ける。研究室帰りの彼から連絡が入り、母と私、恋人で会う。照れて遠慮し合う二人を見るのは面白かった。
恋人から肌をほめられる。前回の診察から、先生の指示により、お薬の飲み方を変えた。それがよかったのだろうか。それとも最近もらった試供品のクレンジングだろうか。飲み始めたプロテインだろうか。地道に続けているお昼の洗顔だろうか。1つずつ試して、効いたものを取り入れるなんて悠長なことはしてられない。一刻も早く肌を綺麗にしたいので良さそうなものは手当たり次第試している。と、かっこいいことを書いたが、相変わらずぼちぼちおかきを食べたり、チョコレートをつまんだりしている。なにはともあれ、お肌の調子を褒めてもらえるのはとても嬉しい。

森の爺さんについて、彼は昔から失言が多いと両親から聞く。昔は失言如きでぎゃーぎゃー騒ぐのもねぇと思っていたが今は違う。政治をする人間が言葉の問題で叩かれるなんて脇のあまいことをするんじゃないよと思う。
ネットで「言葉の切り取りだ(マスコミに踊らされるな)」という意見を見たので、原典をあたらなきゃねとアクセスしたが全文読んでもアウト〜だった。一番腹立たしいのはIOCだ。こちとらオリンピックなんて東京でしてる場合ちゃう思ってるねん。

しかし、こうなってくると、河瀬直美さんの東京オリンピックの記録映画、なかなか面白くなりそう。どう撮って、どう編集するのかしらね。


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