歪み真珠

美的感覚とは嫌悪の集積である。

3/20 とりとめもないこと

3月20日。偶然にも図書館でアンダーグラウンドを借りて読んでいた。オウム側をインタビューした「約束された場所で」を読んだことはあったが、アンダーグラウンドははじめてだ。思っていたよりも分厚い。ハードカバーであることを差し引いても分厚い。村上春樹の文章にはどうにも馴染めないが、彼の視座はとても好きだ。次はランゲルハンス島の午後を読みたい。

 

三月も下旬に入ろうとしている。来週の土曜日には恋人は東京にいる。寂しくてたまらない。どうやってゴールデンウィークまで過ごそうか。一ヶ月以上彼に触れることができないなんて堪えられる気がしない。

 

筋トレ。また一ヶ月ほどサボってしまった。一ヶ月続ける→生理が来る→その週はトレーニングを休憩する→生理が終ってもそのまま一ヶ月ほどサボり続け、次の生理が来る→彼に怒られる→トレーニングを再開する→生理がくる……のループを続けている。そのため一ヶ月筋トレ、一ヶ月サボるというスパンになっている。彼にお尻と太ももにお肉がついたねとヤなことを指摘される。そういうところは目ざとい。確かにお肉が分厚くなった気がする。今日はやる予定。


明日は彼とピクニックの予定にしていたが、どうにもこうにも雨模様だ。水曜日ぐらいから、晴れてくれたらいいのにねと言い合っていたがダメそう。しょんぼりである。まだ諦めてはいない。晴れてほしい。ピクニックがしたい。ハンバーガーを作ってくれるらしい。キルフェボンでタルトを買って咲き始めた桜の下でごろごろしたい。

 

我が家は今、お花ラッシュだ。ホワイトデーに彼からもらったものと、父が母に贈ったものと、職場で余ったもの。自宅にお花があるのはやはりいいものだ。花を眺め、しみじみと安吾の言葉を思い出す。『いかに退屈であろうとも、この他に花はない』

f:id:lecollierdeperles:20210320150039j:image

 

週刊文春を読んでいないので、あれこれ意見を言うのは憚られるが、オリンピックのおかげで今までなら許されていたものが以前よりかは許されなくなったのではあるまいか。MIKIKOさんと林檎嬢野村萬斎さん演出の開会式が私は見たかった。とてもとても楽しみにしていたのにな。パラの閉会式でのピチカート・ファイヴの曲への返歌。素晴らしかった。