歪み真珠

美的感覚とは嫌悪の集積である。

dancing ブランドバッグ編

 

ひとつ前のブログにブランドバッグについて書いていたのだが、やたらと量が多くなってしまい、別で書くことにした。

 

ハイブランドのバッグがほしいお年頃。母にはじめて買うならば、HERMESCHANELよ、とアドバイスを受ける。クラシックスタイルが好きなミーハーとしてはValextraのイジィデがほしかった。あのワンハンドルがたまらなく可愛い。もしくはフィービーが去った後のセリーヌファン層をことごとく取り込んだ新生ボッテガヴェネタのあみあみ餃子。ボッテガは母が今年のバッグを買うときの候補のひとつだったので実物に触れることができた。肩紐が華奢で、それもまたアーバンな雰囲気でいい。今イケイケなLOEWEにはあまりそそられない。私の嫌いなあれです、お金あんまりない人でもLOEWE持てるようにしてあげるよを全面に押し出したお商売感。パズルバッグや新作のリボンのついたものは流石だと思うが、あのかごバッグ、本気で素敵だと皆さんお思いなのでしょうか?夏の雑誌の紙面をことごとく飾ったあれ。冬もやってくれてますね、ブローチとマフラー。わかりやすくブランド物であることをアピールでき、庶民にも手を出せる価格帯。ボロを着てても心は錦でありたいので、ぜったいに買いたくない。同じ理由で買いたくないものはMARNIの不可解なバッグ。あれって革じゃないんですよね…素材をよく知らないが、うちのおばあちゃんがあんなバッグを手作りしていたよ。あれって「MARNI」のロゴにしか価値がないんじゃありませんか?あれをエコバッグぐらいの扱いで持つならカッコイイと思います。

予算ある身分ならば、素直に母に従いHERMESCHANELどちらかだろう。貧乏くさい発言だけど、この2つのブランドは“コスパ”がいいってやつだ。正統派HERMESアバンギャルドCHANEL。廃れませんよねぇここふたつは。しっかしまあ、エルメスの革製品のお高いこと!なんじゃこりゃあ!!である。あれをむっちゃ高いやんと思う層はお呼びではないのでしょうが…ということで、おCHANELに絞ってオンラインを物色し、道行く人のシャネルバッグも色々と査定させてもらった。今の結論としては、肩紐は革のストラップに金がくりくり巻き付いたものより、ゴリッとしたチェーンだけのほうが望ましい。年を重ねたとき、マダム感を押し出すより、ロックな雰囲気がある方が洒落て見える気がするので。色は思い切ってシャネルらしく赤なんていいなと思うが、使い勝手を考えてるとファーストシャネルは黒かネイビーがいいだろう。そんなこんなで来年の1月に母と一緒に見に行く予定をたてた。楽しみだわ。