歪み真珠

美的感覚とは嫌悪の集積である。

2020-01-01から1年間の記事一覧

悪しきもの

テレビのワイプ悪しきものの中で、私が最も嫌いなものだ。はじめてあの存在に気づいたのは何時だっただろうか。気づいたらいつの間にか浸透していた。あまりにも気味が悪い。あの小窓にはVTRに合わせて、しかめっ面をしてみたり、したり顔で頷いてみたり、穏…

dancing ブランドバッグ編

ひとつ前のブログにブランドバッグについて書いていたのだが、やたらと量が多くなってしまい、別で書くことにした。 ハイブランドのバッグがほしいお年頃。母にはじめて買うならば、HERMESかCHANELよ、とアドバイスを受ける。クラシックスタイルが好きなミー…

dansing

可愛いなぁと思うものについての書き散らし。予算が許すらならばすべてほしいところ。 ロイヤルコペンハーゲンのマグ ほしいんですの。実は昨年にロイヤルコペンハーゲンのイニシャルマグを割ってしまった。階段で手を滑らした。よりによってロイヤルコペン…

恋人がサンタクロース

仕事を納め、サロンでお爪を可愛いくしてもらった。むかし、OPIのF16が好きでセルフネイルではこればかり塗っていた。今日行ったお店はOPIの取り扱いがなかったが、お似合いになりそうです、とお店の人が勧めてくれたのはあのF16によく似た色だった。こうい…

自己申告制

凡庸な人間ははったりを使いこなすべきだ。あれは数をこなせばできることなので。貴方たちが、私を美人だと、賢いと、センスがいいと、魅力的だと、評価しなくとも私は私をそう評価するのです。学歴も頭のできも容姿もお家柄も年収も完璧じゃあない。でも堂…

2020年雑感

ようやっとキンとした寒さになりましたね。これでこそ「冬が来た」 師走なので今年のふりかえりをしたくて書いている。今年はプライベートでアクティブに行動した年だった。特に下半期、何事も追い込まれるまでやらないわたくしにしてはよく頑張った。 まず…

歪み真珠日記

選択肢が多いことは幸せなことだ、そう思って生きてきた。マクド「しか」選べない人と、三ツ星フレンチシェフのレストラン「も」選べる人どちらが幸せか。簡単なことだ、誰しも同じことを答えるだろう。でも、人の人生はそうはいかない。マクドと三ツ星フレ…

肌治療の記録

ブログを見ていると、注目記事の上位に「一夜明けて」がある。それっぽいタイトルだが、お通じの話なので、やや恥ずかしい。島崎藤村の「夜明け前」を思い出しながらつけたタイトルだ。ごめんね、島崎先生。 振り返ることができるよう、肌の治療と経過を記…

お買い物とわたし2020

山内マリコ氏の「買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて」の真似っこ。サラリと読める本だった。“お伊勢丹”というのがいい。伊勢丹新宿店にあらずんば伊勢丹にあらず。今はどうか知らないが、新宿店以外の伊勢丹は「いもたん」と呼ばれていると聞いたときは…

My sweet Oxytocin

この土日はコロナだからと口実をつけて、彼の腕の中でごろりんごろりんするデートをしていた。好きな人の筋肉はいいですねぇ……遅ればせながら鬼滅の刃を見はじめた。鬼滅の刃は好きな人の腕の中で見るのが一番いいのです。このアニメはufotableというアクシ…

心に大地真央を飼う

学生時代の友人が結婚したらしい。らしい、というのは私は式に呼ばれていないから。友人のインスタのストーリーで知った。知らなくていいことを知ってしまうとは、これか。母に「いいんだけどさ〜ちょっと寂しいよね〜」とこぼす。この「いいんだけど…いや……

制約と色気について

「スマホ対応の手袋」というものが大嫌いで絶対に持ちたくないものの一つだなと、毎冬思う。薄っぺらい雑貨店に並べられているのを横目に足早に通り過ぎている。手袋は柔らかくてぴっちりと手に馴染む革製で、手を覆う機能それだけを持っていればよい。スマ…

冬 高村光太郎とパールと冷え症

寒さには弱いけれど、概念としての冬は好きという話。昨夜タクシーから降りると、綺麗な星空が見えた。暖かくともやはり冬だ。 好きな季節は?という問いはいつも上手に答えられない。何気なく聞かれているのはわかっていても、それぞれの季節に抱く感情が交…

筋トレ

彼にこのブログを知られた。自分で嬉々として教えてしまったのだ。アルコールを摂取すると気が緩んでしまうのでいけない。私は相変わらずおまぬけだ。さらに愚行を重ねる。調子に乗ってスマホの画面をスクロールして、下書きも見せた。その下書きの一つ「3…

冬の装い

今年は新しいウールのコートを買った。私にしては珍しく淡い色のものだ。自分のお金で、きちっとしたコートを買えたことが嬉しかった。はりきってお手入れ用のブラシまで買ったというのになかなか寒くならない。おや、この冬は寒くなるんじゃなかったのかし…

ブランド物 「規格外」の悲劇

診察の待ち時間が恐ろしく長いのでブログが捗る。予定予約時間から1時間以上が過ぎた。デートに遅れることが決定。ここはいつも遅くてイライラする。 阪急百貨店でTASAKIのバランスのネックレスをつけた女性を見かけた。景気良く、パール5つの方だった。す…

悪しきもの2

結婚式でよく見る天女の羽衣みたいなショール。ババくさい。あれをやってお洒落な人を見たことがない。式だからしょうがない感がダサく見える所以でしょうか。人がやってるのはまあいい。「いい」というのは「どうでもいい」の方。私はやりたくない。 『珈琲…

瞬間的清楚ぶりっ子

ブログをはじめてから肌の調子がすこぶる良い。これはプラセボなんかじゃない。私に必要だったのは皮膚科で電流をビリビリやることでもドクターズコスメでも漢方でもなく、書き殴ることだったのかもしれない。いや、ホントの話。肌がピカピカである(当社比)…

彼から欲しいもの 「モードの迷宮」を読んで

私は彼から広義の“拘束具”がほしいのだという一つの結論に思い至った。 突然ですが、私のお財布遍歴について。無印EVAケース→無印EVAケース→無印EVAケース→百均のメッシュポーチである。ラコステのかわゆいお財布を無くして以来この調子だ。無印EVAケースは…

一夜明けて

所信表明から一夜明けた。心なしか肌の調子が良い。うきうきである。プラセボでも問題ない。要は心の持ちようである。 朝。鏡を見る。あら、いい感じじゃないと悦にはいる。しかしながらお腹がうんともすんとも言わない。乳酸菌のODが効いてない模様。うぬぬ…

美肌の所信表明

肌荒れと向き合いそろそろ一年。就職して暫くしてから、お肌がそれはもう荒れに荒れた。皮膚科に通ったがまったく駄目だった。憂鬱で憂鬱で仕方がなかった。赤く腫れる大きなニキビが治る暇なく次から次へとできた。朝は白湯を飲み、水は1日1.5リットルは飲…

悪しきもの

賞味期限10分などと唄うスイーツ。あれを有り難がってるの、田舎者の集まり東京らしい。 貧しくなったわたくしたちの生活をミニマムな暮らしといって誤魔化す社会。(でも、あのレベルでよしとされるなら薄給のこちらとしては有り難い。それもまた腹が立つ。…

紀貫之の心情

皆もすなるブログといふものを、我もしてみむとてするなり。の好奇心でブログをはじめてみた。完全匿名であれやこれやと書き連ねてみようかと思う。現在、メモにぽつりぽつりと書いているわけですが、妙に晴れやかな心地。 ブログをはじめたきっかけは悪口…