歪み真珠

美的感覚とは嫌悪の集積である。

不調

 

 

ここ一週間のイライラと炭水化物欲、眠気。ビンゴ、生理前だったらしい。前回がかなり遅れたからか、今回は早くなった。なぁんだ、あのイライラも食欲もぜーんぶホルモンのせいでしたか。説明がつくと気が楽になる。正体不明の食欲は私の恐れるもののひとつだ。太ることではなく、肌が荒れることに怯えてしまう。もう嫌なんだよ、肌荒れは。

珍しくお腹が痛い。薬を飲むか迷う。とりあえず今日予定していた筋トレは休もうか。図書館に行きたいのだけど、それもどうしようか。ボケっと部屋でスマホをいじる。昨日のデート、遅くなったクリスマスプレゼントをやっと渡せた。彼のご両親からユニバのペアチケットをゆずってもらった。2月の下旬に行こうと約束する。緊急事態宣言が開ける前に行きたい。もう少し暖かくなったら、彼が東京に行ってしまう前にピクニックがしたい。バレンタインにフルーツタルトが食べたいと言っていたので、キルフェボンでテイクアウトするのはどうだろうか。

 

と、ここまで書いて夕方6時。結局筋トレはやらず、図書館にも行かなかった。白湯を片手にリビングの暖かい場所でじっとしていた。お昼はフルーツを食べた。お腹が空くけれど何も食べたくない。珍しくなかなかの不調だ。

昼食後、彼からラインがくる。昨日、彼のスマホで撮ったツーショットの写真が可愛かったとのこと。褒められたからか、少し元気が出る。もそもそストーブの前から動き出し、やりたいと思っていたこと、NHK+であさイチのプレミアムトークを見た。西川美和監督が出ていることを母から教えてもらったので。彼女の作品は「永い言い訳」しか観たことがないが、大好きな監督だ。最新作も楽しみでたまらない。視聴後はパールマンヴィオリン協奏曲を聞きながら本を読む。放ったらかしにしていたFP3級の勉強をはじめる。今夜は「麒麟が来る」の最終話だ。父はリビングに座り、ビールとアテをつまみながら見ている。芦田愛菜ちゃんを見ながら、「白目が青いね、若いなぁ」とつぶやいていた。父は歳をとったと思う。母よりも如実にそう思うのは、事実その通りなのだろうか。それとも、とっつきにくい我が父へのざらざらとした感傷のせいだろうか。


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